AV家電計測
アストロデザインの現行製品の中では、最も古くからあるカテゴリです。最初のモデルである「VG-800」は、創業から二年目の1979年に開発され、発展/進化を遂げつつ現行モデルに至っています。
当初、黎明期を迎えつつあった、パーソナルコンピュータ用のマルチ解像度表示ができるディスプレイの開発用として、「VG-800」は誕生しました。
その後、高解像度化が進むコンピュータに対応して、「VGシリーズ」も次々と高解像度化を進めていきました。1980年代には、後に放送規格となる「ハイビジョン(HDTV)」信号にも対応します。
1990年代には、テレビ用の各種AVインターフェースに対応することで、コンピュータディスプレイにもテレビにも対応できる物となりました。
この頃から、一般向けに液晶テレビなどの販売が盛んになり、コンピュータをつなぐことができるテレビが発売されるようになります。テレビを作っている家電メーカーには、「たった一台でコンピュータ信号とテレビ信号の両方の試験ができる!」と、非常に喜ばれ、「VGシリーズ」は新しい時代を迎えます。
2000年代には、Blu-Ray/DVD/HDDプレーヤーやAVアンプ/スイッチャなどの出力機器や中継機器の計測に使用する、アナライザなどにもラインナップを広げました。
現在、映像/音声を伝えるインターフェースは全てデジタル化し、更に様々な規格が乱立しています。そして、それぞれの規格も、次々と新しいバージョンに発展しています。
アストロデザインのAV家電計測製品は、どこの家電メーカーよりも早く、新しいバージョンに対応することで、家電メーカーが最新のAV製品を開発し、一定の品質で量産され、皆さんの手元に届けるための「計測機器」として使われています。