製品概要
HDMI 2.1信号FRL(最大12Gbps/4Lane)とTMDS対応のソーステスターです。
PC経由で制御や各試験項目をコマンドで設定し、ソースDUTの計測・解析が可能です。
生産ラインや品質管理部門における自動検査を実現します。
特長
●シンク機能
ビデオ/オーディオタイミング、InfoFrame計測、HDCP 1.4/2.3の認証処理、EDID/SCDCの通信解析が可能。
非圧縮では最大8K/60p YCBCR 4:2:0や4K/120p YCBCR 4:4:4の映像信号に対応。
圧縮(DSC)では最大8K/60p YCBCR 4:4:4の映像信号に対応。
eARCの出力に対応。
●検査機能
内蔵パターンと入カパターンとの比較により、ビット落ちや色欠陥等プロトコル部の測定、FRLリンクトレーニングの自動検査にも対応(比較検査は4K/120pまで対応)。
入力信号のパケットデータが、予め設定した期待値と一致しているかの確認が可能。
入力された音声信号が、予め設定した許容値内に収まっているかの確認が可能。
●ソース機能
CTA-861-G、VESA Display Monitor Timing(DMT)に準拠した映像信号出力に対応。
送信するInfoFrameの各パラメータを設定することが可能。
eARC/ARCの入力に対応。
●外部制御
LAN、USB-TypeB、RS-232Cによる測定結果やパラメーター設定等コマンドの送受信に対応。
コマンドの組み合わせにより、オリジナル制御ソフトウェアの開発が可能。
●結果・ログ保存
USBフラッシュメモリに解析データとテストログの保存が可能。
<比較検査の合否判定について>
カラーパレットから内部映像パターンを作成し、入力映像パターンとの比較により検査を行います。
エラーピクセル値と色を(X,Y)座標とともに表示し、AとBの差を解析。
カラーパレットは16色、比較する色情報のパターンは3ライン分まで登録が可能です。
仕様
HDMI入出力
映像 | ドットクロック |
TMDS 25MHz~2376MHz、FRL 3G3L/6G3L/6G4L/8G4L/10G4L/12G4L |
カラーフォーマット | RGB, YCBCR 4:4:4/4:2:2/4:2:0* *YCBCR4:2:0は映像データの比較検査には非対応 |
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映像データビット数 |
8,10,12 bit |
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音声 | サンプリング周波数 | 32kHz~192kHz (L-PCM 2~8ch) |
フォーマット | IEC 60958、61937 | |
データ分解能 | 16、20、24bit | |
EDID | Ver.1.4(DDC2B)準拠 | |
HDCP | Ver.1.4/2.3 準拠 | |
eARC | 送受信 | |
ARC | 受信 | |
ポート数 | 2入力 1出力* *2入力同時の場合はどちらか1入力を選択 入出力機能を同時使用不可 |
外部制御
USB | Type A | USBフラッシュメモリーの接続に使用します。 ※USBフラッシュメモリーは付属しておりません |
Type B | コンピューターと接続しターミナルコマンドによる制御を行います。 | |
LAN | コンピューターと接続しターミナルコマンドによる制御を行います。 | |
RS-232C | コンピューターと接続しターミナルコマンドによる制御を行います。 |
一般仕様
電源電圧 | AC 100-240V | |
消費電力 | 48W MAX | |
動作温度範囲 | 0~40℃ | |
動作湿度範囲 | 20~80%RH(結露なきこと) | |
外形寸法 | 270(W) x 44(H) x 270(D) mm(突起物含まず) | |
質量 | 約2.0kg |
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■製品カタログ (PDF) 2024年7月版 |