導入事例

・創業者が語りかける3DCG映像とシアター
・360°VR映像で体感する巨大タンカーの世界の構築
・没入型の音響体験が可能な「出光佐三のことばゾーン」

背景

出光興産ヒューマンギャラリーは、出光興産株式会社の歴史や経営理念を伝える施設です。創業時より「人間尊重」を掲げ、人間の持つ可能性を信じ様々な挑戦を続けてきた出光興産が、後世の人々にも “人の力の偉大性”を感じ取ってほしい、という思いからその名を定められました。2024年10月、東京都港区のSIビル青山に移転し、広く一般の方も見学可能な施設としてリニューアルオープンしました。新しいギャラリーでは、より多くの来場者に創業者・出光佐三氏の思想や出光興産の歴史を目と耳で楽しんでいただけるよう、映像技術を活用した展示が導入されました。
アストロデザインは、「ウェルカムゾーン」「レストゾーン」「出光佐三のことばゾーン」の映像・音声ソリューションを担当しました。

アストロデザインのソリューション

1.ウェルカムゾーン:創業者が語りかける3DCG映像とシアター
出光興産の創業者・出光佐三氏が来場者をお迎えするゾーンです。
・出光佐三氏の執務室の映像と生前に収録された音声をもとに、3DCGとAI合成音声によるムービーを制作。
・あたかもそこで話しかけているような自然な映像を目指し、モデリングや言葉の速度を調整。
・タンカー「IDEMITSU MARU」を8Kカメラで撮影した迫力あるコンテンツの4K上映も可能。
・スタッフがワンタッチで操作可能なスイッチ等、現場のニーズに合わせた上映機材を選定しました。

2.レストゾーン:360°VR映像で体感する巨大タンカーの世界の構築
見学の合間にお茶を飲んで休憩できるゾーンにVR体験コーナーを設置しました。
・「IDEMITSU MARU」8K撮影の際に当社社員が360°カメラを持ち込み、VR映像のトライアル撮影を実施。
・8K映像とはまた違った面白さがあるとご好評をいただきました。
・HMD(ヘッドマウントディスプレイ)により通常は立ち入ることのできない、約30万トンのタンカーの内部で働く人達とともにいるような体験ができるコーナーとなっています。

3.出光佐三のことばゾーン:没入型の音響体験
デジタル化された創業者・出光佐三氏の肉声をサウンドチェアで視聴できるコーナーです。
・Audio Heart社の7.2ch チェアスタイルスピーカー VRS-2を4台設置。
・来場者は約50の声のコンテンツの中から、タブレットで聞きたい言葉を自由に選んで再生できます。
・卵型で見た目のインパクトもあり、衛生面の不安や圧迫感もなく、大きな音漏れもせず、各々が好きなコンテンツを楽しめます。

お客様の声

ギャラリーの運営に携わる、出光興産社史・理念研究所のご担当者様よりコメントを頂きました。

「従来のギャラリーはパネルなどによる読み物が中心でした。リニューアルにあたって映像を使用した体験型の展示を目指し、いくつかの会社から提案を受けました。映像に関する専門知識の少ない中、アストロデザインは担当者と気さくに話せる関係性が作れ、積極的な提案をしてくれる点がよかったです。エンジニアの方が率先して動く姿勢や、フットワークの良さにも感心しました。結果として技術力も高く、来場者やOBからも好評を得ています。」

「創業者の再現ムービーは、AIで再現された音声は全く違和感がなく素晴らしいので、今後さらに進化させていけたら嬉しいと思います。映像を上映するコーナーは複数あるため、これからも新しいコンテンツや、撮影したコンテンツの見せ方・活用方法も含めた提案を期待しています。」

関連リンク

出光興産ヒューマンギャラリー 公式サイト
https://idemitsu-human-gallery.com/

お問い合わせ

アストロデザイン株式会社
本社(営業) TEL:03-5734-6301
京都オフィス TEL:075-746-5605
https://www.astrodesign.co.jp/contact.html

アストロデザインは映像制作から使いやすい上映環境の導入・サポートまで、さまざまな手法を用いて柔軟にご対応いたします。お気軽にご相談ください。

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