アストロデザイン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:鈴木 茂昭、以下アストロデザイン)は、名古屋テレビ放送株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長:横井 正彦、以下メ~テレ)が9月29日(土)・30日(日)の2日間、名古屋市中区の久屋大通公園一帯で開催する「メ~テレ秋まつり2018」における公開デモンストレーション「8Kから4Kへのライブ切り出しによる映像制作」、「8K伝送実験」への機材協力を行います。
放送を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、メ~テレ様は「次世代放送の先進局」を目指し、かねてより次世代映像に積極的に取り組まれてきました。その一環として、2018年3月、地上波の民放テレビ局として他に先駆けて8Kカムコーダーを導入し、超高解像度の8K映像を活用した様々な映像制作を行われています。このような中、メ~テレ様主催の恒例イベント「メ~テレ秋まつり2018」では、8K映像を使った2つの先進的なトライアルを実施されます。
1.8Kから4Kへのライブ切り出しによる映像制作
高画質な映像から任意の範囲を切り出し、スケーリングする技術をROI(Region of Interest)と呼びます。8Kカメラで撮影した映像から任意の領域を切り出し4Kにスケーリングする8K ROIをライブで実施します。
Region of Interest
Region of Interest(ROI)とは、画像の中で注目された特定の領域のことを指します。今回は8Kカムコーダーで撮影した映像からリアルタイムにROIの切り出しを行うことで、自由なカメラワークでの4K映像を作成します。8K映像からの切り出しならば、切り出された映像も十分な解像度を持つため、ROIによる映像制作は効果的な8K映像活用手法の1つであると考えられます。ROIはアストロデザイン製 マルチメディアスキャンコンバータ MC-2086を用いて行います。

2.8K伝送実験
8K映像はその高精細な画質を持つ反面、莫大な情報量を持つため、その伝送路をどう確立するかが課題の一つとなっています。今回はその方法の一つとして8K映像をエンコーダーで圧縮しFPU(無線映像伝送装置)を使って伝送、さらにその映像をMMT形式に変換する事で将来の5Gを想定した高速なネットワークでの伝送も行います。これら2つの「8K映像伝送」を公開デモンストレーションとして実施します。

DVB-ASI形式への変換はソシオネクスト製8K HEVCエンコーダーを用いて行います。MMT形式への変換はターボシステムズ製ZJive for MMTを用いて行います。

アストロデザインは、今後も8K映像の魅力を広く世の中に伝えるため、様々な企業とのコラボレーションを積極的に進めてまいります。
<メ~テレ秋まつり2018 8K公開デモンストレーション 概要>
・日程:2018年9月29日(土)・30日(日) 10:00~18:00
・会場:久屋大通公園 光の広場「メ~テレ 8K・VR」ブース
・機材協力:アストロデザイン株式会社、株式会社ソシオネクスト、ターボシステムズ株式会社
・当社協力機材:8Kクロスコンバータ SC-8219、マルチメディアスキャンコンバータ MC-2086
以上
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