イベント
Private Show 2019 in 東京
東京会場
会場 アストロデザイン 本社ビル
会期 2019年6月13日(木)~14日(金)
時間 10:00~17:30
8K 映像技術を主軸とし、スポーツ、芸術、医療、インフラ検査など多岐にわたる分野への提案を行います。
あわせて多彩な講師陣による技術セミナーを開催します。
2019/4/15 [News Release]
2019/5/21 [News Release]
イベント概要
イベントレポート
本年のプライベートショーは、おかげさまで1,100名を超える大変多くのお客様にご来場いただきました。
誠にありがとうございました。各コーナーの展示概要と、お客様からの反響をレポートいたします。
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【科学分析・検査】
・小型8Kカメラシステム
様々な撮影シチュエーションの8K動画とともに顕微鏡に小型8Kカメラ CM-9010-B を装着し、デモ展示を行いました。
肉眼で見えないものが高精細画像で確認でき、大きな反響がありました。
VR用途への応用など、具体的なお話をいただきました。
・16眼マルチスペクトルカメラ
白熱灯下で花の寄せ植えを回転させ、可視光と近赤外光領域で複数の波長を動画観察できるデモを行いました。
具体的な応用分野について関心を持っていただき、応用について多くのお話をいただきました。
・超高速マルチフレーミングカメラ
超高速カメラ HC-4502 の試作機を展示し、レーザー着火、線香花火、レーザー光の飛翔実験映像をデモしました。
レーザー光の飛翔実験に驚かれる方が多く、イメージセンサから開発したことに驚かれる方もいらっしゃいました。
・新原理超解像レーザー顕微鏡
プラスチック材料の“ポリプロピレン”を使用したリアルタイムマルチメソッド観察のデモを行いました。
日ごろ顕微鏡に触れる機会のないお客様がほとんどでしたが、新しい原理や機能について興味深く耳を傾けられ、
幅広いアストロデザインの技術力に共感いただきました。
・針本数検査システム
現在、針(注射針の針管)の本数検査は重量測定で行っており、不足が出ないように5%程度多く出荷しています。
このコストを減らすために、120Mpxカメラを使った画像での本数検査を検討しています。
8K画像は針の本数を正確に測定できます。また記録としても残せるため有用です。
30ゲージ以上の極細注射針の数量も測定できますか?といった声が寄せられました。
・8Kインフラシステム
首都高技術株式会社、朝日航洋株式会社、アストロデザイン株式会社の3社で、老朽化が進むインフラに対し、
メンテナンスの品質向上と効率化を目的として、8K動画技術を道路インフラ点検に活用する取り組みを開始しました。
異業種交流に興味を持たれたお客様が多数いらっしゃいました。
【8K 120Hz シート型有機ELディスプレー】
8Kカメラ AB-4815で撮影した長瀞川下りの映像を、88インチのシート型有機ELディスプレーでご覧いただきました。
お客様の声:
8K/120p対応の有機ELパネルだと、非常に自然に見える。
120p映像だと知らずに見たが、他の展示映像よりも自然に見えたので、8K/120pの良さを再認識した。
この映像だと落ち着く。見ていて疲れない。
【8Kカメラ活用】
・8K切り出し
8Kカメラを屋上に設置し、階下のリモコンからカメラを遠隔操作。
Tamazone Workstation による8K切り出しシステムを組み合わせ、広範囲の映像撮影と切り出しのデモを行いました。
Tamazone Workstation では映像収録を同時に行うこともできます。
長時間、広く映像を取り込めるため、行動監視・解析、スポーツ記録などでの利用が可能です。
・8K 120pコンテンツ制作
8Kカメラ AB-4815 と8KSSDレコーダ HR-7518-A の組み合わせにより、簡単に8K120p撮影・収録が実現します。
120p映像データは編集機でも編集ができます。
120p映像コンテンツ制作が進むことで、より現実に近い世界の表現が可能になります。
・8Kカムコーダー UI改良版 (参考出展)
シャープ株式会社と共同開発を行い2018年3月から販売開始した8Kカムコーダー 8C-B60Aには、
お客様から様々なご要望を頂いていました。ご要望にお応えし、UI改良モデルを参考出展しました。
製品化に向けて検討しています。
【AI・CGVR】
・8K VR
新製品の8Kカメラ CM-9010-B に250°まで撮影可能な魚眼レンズを組みあわせ、
スティッチング不要の8KVRをヘッドマウントディスプレイ上で鑑賞できるシステムの展示を行いました。
お客様の声:
8Kくらい解像度があると綺麗に見える。スティッチング作業が大変なので嬉しい。
・バーチャルミュージアム
リアルタイム三次元コンピュータグラフィクスで作成した8K解像度のミュージアムスペースに展示した
高精細の書道作品を自由にウォークスルーして鑑賞できるシステムの展示を行いました。
お客様の声:
美術館で見るよりも細かい部分を見ることが出来て興味深い。5Gと組み合わせたら面白い。
・AI Scaler
ディープラーニングを用いたアップコン技術AI Scalerの動画デモ、ノンリニア編集ソフト上でのアップコン実演を行いました。
お客様の声:
アップコンのニーズがあるので、試用したい。ノンリニア編集で利用できるのであれば、使い勝手がよさそう。
【8Kライブ制作】
240P/120P/60Pに対応した8Kビデオサーバー SR-8428、60Pに特化した8Kビデオサーバー SR-8438、
4K DSK を2台連動した4系統スーパー入力対応8K DSK HD-1679、8K to HDの切り出しが可能なコンバーター、
12G-SDI対応55インチ8Kモニタ DM-3815-A を展示しました。
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お客様の声:
8K切り出し装置を製品化して欲しい。SR-8428、SR-8438 のようなスロー機能が8Kでできていることに驚いた。
【8K編集】
Tamazone Workstation を使用したノンリニア編集システム、簡易リニア編集システムを展示しました。
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お客様の声:
Tamazone で追っかけ編集できるような仕組みが欲しい。16Kの編集ができるとよい。
2K~8Kまでの編集が1台でできそうでよい。
【多重・伝送】
・Body Camera
お客様の声:
大きさの割に画質が良い。監視用途としては十分。軽くて身に着けるカメラとしてはちょうどいい。
撮影と通信が一体型なので、使い勝手がよいと思う。東京オリンピックなどに向けて需要が拡大するのでは?
・8K Video over IP伝送
お客様の声:
遅延がとても少ない。自社の回線を使った実験をやってみたい。HEVCと比べると画質がとてもよい。
・8K館内共聴
お客様の声:
これだけの設備で8Kの共聴ができることに驚いた。大規模な会議場や病院などで需要があると思います。
8Kテレビの普及も必要ですね。
【最新インターフェース計測】
・HDMI2.1 関連計測機器
HDMI2.1ではケーブル1本で8Kを伝送できることをお伝えすると、驚かれるお客様が多くいらっしゃいました。
12G-SDI対応信号発生器の VG-886 は、2台同期モードで8K/120p対応をアピール。
放送機器メーカー様を中心にご興味を持っていただきました。
・Unigraf DisplayPortアナライザ
Type-C対応PCとの接続や、DSCのデモなど先進的な展示を行いました。
プロジェクターメーカー様を中心にご興味を持っていただきました。
【2K&4K放送機器】
・PIDチェッカー
2019年2月に発表した、新顔のPIDチェッカーSD-7822 が注目を集めました。
現場のメンテナンスをされる方に魅力を感じていただいたようです。
12G-SDI対応は?外部にデータを出せないの?といった要望もありました。
・4Kコンバーター
日本テレビ放送網様が開発された新しいディスプレイリファード変換方式「K Function」を展示。
HDR-SDR変換時に、人の肌の色や緑色といった中間調の色味が変わらないのがK Functionの特長です。
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外部で作成した3D-LUTを入れることができる好例として、効果的なデモをご覧頂けました。
【8K 3Dシアター / 8K 2D 鑑賞コーナー】
8Kプロジェクター INSIGHT Laser 8K Imaging by ASTRO 各1台を使用し
2Fのシアターでは8K 3Dコンテンツを、7Fでは8K 2Dコンテンツを上映しました。
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8K 3Dコンテンツは弊社製作の“ASTRO NINJA”と名古屋のアイドル“OS☆U”です。
フレームシーケンシャル方式で右目60p、左目60pの120pで投射しています。
8K 2Dではこれまで弊社が撮影した様々なコンテンツの総集編を上映しました。
お客様の声:
リアリティある映像に感動した。3Dを侮っていたが8Kだと映える。違うコンテンツでも3Dを見てみたい。桜が綺麗。
来年も、アストロデザインプライベートショー 2020 にご期待ください。