イベント
PRIVATE SHOW 2018 (in 東京)
「東京会場」
会場:本社(大田区雪谷)
会期:2018年6月14日(木)~15(金)
時間:10:00~17:30
イベント概要
イベントレポート
おかげさまでアストロデザインプライベートショー2018東京が無事に終了し、約1,100名のお客様にご来場いただきました。ありがとうございました。
ここでは出展テーマごとに、写真を交えた展示概要のご説明と、お客様からのご意見、ご感想、ご要望などを掲載しております。
現在ご検討中のシステム案件や製品導入などのご参考になれば幸いです。
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【スマートファクトリー】 ・8K60p 非圧縮動画再生装置他 ・小型カメラの実践/超高速マルチフレーミングカメラ/レーザー走査顕微鏡 ・リアルタイムMTF測定装置 |
【4K 放送機器】 ・POSTIUM社製 モニタ/マルチビューワ ・4K コンバータボード ・4K インサータ |
【広帯域伝送】 ・次世代TSマルチプレクサ/中継素材を高速伝送/8K IP伝送装置 ・8Kシートディスプレイ ・8Kの実例(YouTube) |
【8K映像制作】 |
【8Kシアター】 ・8K 120p(シアター) ・8K 3D(シアター) ・8K編集室 |
【セミナー】 ・セミナー A ・セミナー B |
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- 【 スマートファクトリー 】 -
8K非圧縮動画再生装置(参考出展)
データレート72Gbpsの信号を処理するボードを参考出展しました。高速信号処理を見て頂く為に、8K60p非圧縮動画の再生デモンストレーションを行いました。上記の技術は信号発生器に取り入れて、より高速な次世代の信号に対応します。
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お客様の声:
・8K非圧縮動画で製品評価を行いたいので製品化して欲しい。(メーカー勤務)
・高データレートの伝送評価に使えそう。(メーカー勤務)
信号発生器 「 VG-879 」
VG-879がHDBaseTに対応します。HDBaseTはLANケーブル1本でHDMI4K、フルHDの100m伝送が可能な規格です。新開発のHDBaseTボードから4K2Kテストパターンを出力するデモンストレーションを行いました。
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お客様の声:
・デバイス設計をしています。評価用に使いたい。(メーカー勤務)
・HDMI2.1規格に対応したボードが欲しい。(メーカー勤務)
12G-SDI信号発生器 「 VG-886 」(開発中)
8K59.94 YC 10bitタイミングを12G-SDIで出力します。メーカーだけでなく放送局やプロダクションでも使えるように、小型で使い易い仕様に纏めています。
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お客様の声:
・テスト信号源として使いたい。(放送事業者勤務)
・小型で取り扱いが良さそう。システムの設計で使いたい。(メーカー勤務)
HDMI自動検査装置 「 VA-1845 」
HDMI2.0、HDCP2.2に対応した生産ライン用の自動検査装置です。4K対応のBDプレイヤーをDUTに見立てて、デモを行いました。合否判定の結果はユーティリティソフトでご覧いただきました。
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お客様の声:
・評価基板の検査環境を検討中。関係者に提案したい。(メーカー勤務)
小型カメラの実践/超高速マルチフレーミングカメラ/レーザー走査顕微鏡
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リアルタイムMTF測定装置
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- 【 4K 放送機器 】 -
Postium社製モニタ/マルチビューワ
今や当たり前となりつつあるHDR確認用のモニタを展示しました。BSの4K放送の開始が近づいた今、12GSDIが受けられるモニタの需要も増えつつあります。
モニタ棚に、編集卓に、またロケ現場にと柔軟に対応できる4Kモニタを展示しました。また、新しい製品としてマルチビューワを展示。18入力を1画面に、しかも出力のレイアウトがフレキシブルでコストパフォーマンスにも優れた逸品です。
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お客様の声:
・OBM-U240(4K 24インチモニタ)は大型なのにもかかわらずDCで駆動でき撮影現場での画質確認にも便利そう。(プロダクション)
・POSTIUMの4Kモニタは低価格ながらHDR画像確認に便利。輝度が若干足りないが価格とのバランスを考えれば納得できる。(放送事業者)
・POSTIUMのマルチビューワは目地跨ぎのレイアウトが簡単にできるなど操作性が良いと感じた。またある入力をコピーして複数WINDOWを作れるなど、競合で実現できていなかった機能が盛り込まれており非常に魅力的。(SI'er)
4K コンバータボード 「 SB-4024-A/2027/4031 」
2018年12月から始まる新4K8K衛星放送に関連して、4KHDRとHDSDRのサイマル伝送や最終パッケージ用の変換で役に立つ、HD⇔4K、SDR⇔HDR、709⇔2020の相互変換が可能なコンバータを展示しました。今回は複数枚のボードを一括で制御できるアプリと共に展示し、従来の多種多様な変換方法への対応に加え、より現場の機動力向上に貢献できることをアピールしました。
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お客様の声:
・複数枚導入予定なので、一括制御できるのはありがたい。(SIer様)
4K インサータ 「 HD-1679 」
HD放送用の外部DSKとして実績のあるHD-1678の4K版の展示です。スーパーは12G-SDI使用で最大8系統の入力が可能です。また、スーパーのアップコンバートやプレビューのダウンコンバートをオプションで有しており、これからの4K放送を今までのHD放送と変わらぬ形で動作できるような製品となっています。また、2台同期させて8KDSKとして動かすことも想定しています。
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お客様の声:
・リモコン制御だとケーブル長の限界があったので、LAN制御もできるのは助かる。
・スーパーアップコン機能が画期的。(放送局様)
-【 広帯域伝送 】 -
データ放送検証システム 「CP-5541A/CX-5545/5546」
今年の12月から始まる4K・8K放送のデータ放送コンテンツを放送前に事前検証できるシステムです。MMTマルチプレクサ「CX-5545」やISDB-S3の変調器を用いることで、放送により近い形での検証が可能になります。
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お客様の声:
・これだけコンパクトに疑似設備を構築できるのはよい。(放送局)
・どのようなデータ放送が始まるのでしょうか?(メーカー)
IPass
放送局の局間回線やFPU等、トランスポートストリーム(TS)の伝送路を用いて、素材ファイルの伝送ができるシステムです。200Mbpsの帯域を利用すれば、実時間よりも短く効率的なファイル伝送が可能になります。
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お客様の声:
・放送局間回線を使うのは面白そう。(放送局)
8K IP 伝送装置 「 IT-5110/IR-5111 」
8Kの映像をIPに変換して送受信するシステムです。ビジュアルロスレスのTICOで圧縮することにより低遅延かつ画質を維持したまま8K映像伝送が可能です。映像圧縮率は約1/6で10GB×1本で伝送します。
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お客様の声:
・8Kの映像を画質を維持したまま伝送できるのがよい。(医療系)
・遅延が少ないのがよい。(メーカー)
次世代TSマルチプレクサ 「 CX-5539 」
放送本線設備向けにTSマルチプレクサの最新機種です。新しい機能としてIPの入力を受けられるようになります。DVB-ASIの入力は最大構成で17系統まで入力が可能です。
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お客様の声:
・実機での動作検証をしてみたいです。(SI))
館内共聴システム
HEVCエンコーダとISDB-S3変調器を組み合わせることによって、8Kでの館内共聴を実現します。表示装置は市販の8Kテレビを利用できることや、すでに敷設されているBSデジタルの配線がそのまま利用できますので、ある特定エリアにおける8Kの映像配信を安価かつ効率的に構築することができます。
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お客様の声:
・館内共聴がもう8Kで実現できるんですね。(メーカー)
8Kシートディスプレイ
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8Kの実例(YouTube)
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- 【 8K映像制作 】 -
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8K非圧縮・リアルタイム圧縮 「 HGX-1/GP-8001(TAMAZON) 」
Tamazonを展示し、8K非圧縮のリアルタイム録画を実演しました。HGX-1では、機械学習による超解像の展示を行いました。
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お客様の声:
・非常に興味を持っている、局内に情報を流すことも出来るのでは。(放送事業者勤務)
・HDR,SDR切り替え、フレームレート変換、インターレース変換を機械学習で行えないか。特にHDR,SDR。(ポストプロダクション勤務)
・非常に興味を持たれたお客様が30分ぐらい滞在。超解像の類似研究、手法など質問を受けました
8K→4K切り出し 「 MC-2086 」
MC-2085/MC-2086は、8K2Kの高解像度サイズをリアルタイムに処理できるマルチビデオプロセッサーです。拡大/縮小器、分割器、多情報一括表示器などシーンに合わせた使い分けができ、様々な映像表示システムを構築する上で基幹となる装置です。入出力インターフェースボードはスロット式で、様々なコネクター/信号形態に対応しております。
今回は「8K」という大きなデータから、必要とする領域をリアルタイムに切り出す展示を行いました。主要ターミナルやイベント会場でのセキュリティーや災害時等での確認/検証、医療術野での活用等、高精細画像を切り出して利用する用途に適しております。今後は各種認証ソフトウェアとの連携により、自動切り出し,追従等を検討しております。
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お客様の声:
・4Kでの監視用途は増えてきているが、8Kはまだない。今後さらに高解像度が求められると思われるので、必要になると思われる。(映像系SI勤務)
・スタジアム等で、複数カメラのスイッチング代わりに使えそう。来場者にカメラマン気分を味わえるサービス等にも活用できるかも。(放送局勤務)
・手術中に、執刀医と助手が別の部分を注視したい場合、複数同時に切り出し/制御する事に使えそう。(医療関係SI勤務)
8K映像タブレットアプリ (参考出品)
次世代移動通信「5G」の普及を見据え、8K放送サービスの一つとしての提案をさせていただきました。大容量データの低遅延伝送が実現するにあたり、8K映像をタブレット端末等で受取り、各ユーザーが注視したいところを切り出し/拡大表示させます。元が8Kと高精細なため、拡大しても画の粗さが目立たないメリットがあります。
例えば、スタジアム等でのイベントを8Kで収録→リアルタイム配信し、観客席やお茶の間で自分が見たいところを自由に楽しむことが可能となります。まだ受信機側のパフォーマンスの向上が必要等課題はありますが、新しい視聴サービスの構築が期待できます。
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お客様の声:
・面白い試みだ。新しい視聴環境の提案になる。(放送局勤務)
・自分が好きな選手や、好きなアイドル等を常に見たいというニーズは大いにある。実現すれば、良いサービスになるだろう。(映像プロダクション勤務)
-【 8Kシアター 】 -
8K 120pシアター
8Kカメラが120pに対応したことで、撮影から収録、編集、上映まで一貫して8K120p映像制作が可能となりました。今回は、ゴールデンウイークに多くの観光客でにぎわう富士山麓河口湖のほとりを舞台に行われた「甲斐の勝山やぶさめ祭り」を8K120p撮影しました。芝生の上を疾走する馬の筋肉や脚の動き、馬上から的をめがけて放たれる矢の鋭い動きなど、8K120p特有の映像をお楽しみいただきました。
お客様の声:
・全速力で走っている馬の顔が、上下するのにブレずにしっかり表現されている。
8K3Dシアター
NHKメディアテクノロジー様とNHKエンタープライズ様による、共同開発プロジェクト「8KVRシリーズ」から、2作品を上映しました。8K3D・22.2ch立体音響、レーザー照明演出による「8KVRシアター Aoi サカナクション」8K3D・5.1ch版と、8Kとドーム型スクリーン、モーションライドを用いて、より臨場感を表現した「8KVR ライド 東京VICTORY」8K3D・5.1ch版の2本です。
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お客様の声
・8K3Dシアターが画期的でした。
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- 【 セミナー 】 -
セミナーA「メ~テレにおける8Kの取り組み
講師:名古屋テレビ放送株式会社 技術局 技術戦略部長 村田 実 様
放送を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、「次世代放送の先進局」を目指し、様々なことに積極的に取り組まれておられる名古屋テレビ放送様。
これまでの8Kへの取り組みを紹介していただくとともに、今後の取り組みについて夢を語っていただきました。
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セミナーB「8KとHPCが実現する深層学習による超解像
深層学習(ディープラーニング)とは何なのか、何でアストロがディープラーニングに手を出したのか、実際にやってみた結果どのような結果が得られたのか、ディープラーニングで他にどのようなことが出来る、どのようなことが研究されているのか、今後の課題は何なのか、今回のセミナーで、ディープラーニングに興味を持った方にアストロがどんな協力が出来るのか、などについて、従来の画像処理技術とは一線を画すディープラーニングの世界を、素人なりに解説しました。
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お客様の声:
・2000枚の根拠、学習時間の根拠、などについてご質問いただきました。
・学習時間、学習枚数を増やすことで画質が向上するか、とのご質問をいただきました。
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来年も、アストロデザインプライベートショー2019にご期待ください。