背景

今回は、2024年1月20日(土)~2月25日(日)に札幌市内で開催された札幌国際芸術祭2024(以下SIAF2024)における8K活用事例をご紹介します。

札幌国際芸術祭は3年に一度、札幌で世界の最新アート作品に出会えるアートイベントです。3回目の開催となるSIAF2024は、テーマを「LAST SNOW」として札幌市内の6会場(未来劇場[東1丁目劇場施設]、北海道立近代美術館、札幌文化芸術交流センター SCARTS、札幌芸術の森美術館、モエレ沼公園、さっぽろ雪まつり大通2丁目会場)を中心に国内外からの多彩な作品やプロジェクトが展開されました。

Over Billions of Years

モエレ沼公園内ガラスのピラミッド1F SPACE1ではアーティスト脇田 玲氏の作品「Over Billions of Years」が展示されました。目の前にありながらも知覚できない力を可視化/可聴化/物質化することで、世界の見方を更新する作品です。
展示では映像表現に8Kプロジェクタ INSIGHT Laser 8K Imaging by ASTRO を、音響表現にNHK放送技術研究所(以下NHK技研)のラインアレイスピーカーを用いました。

SPACE1の4.8mにおよぶ壁の高さを最大限活かし、385インチ相当の映像を投映。投映する壁の手前にラインアレイスピーカーを配置することで、アストロデザインの8K技術とNHK技研の音場合成技術を駆使し、果てしなく続く大地の変遷や、そのダイナミクスを体感できるような空間を作り上げました。


 脇田 玲《Over Billions of Years》2024 Photo by KUSUMI Erika

アストロデザインは今後も映像を用いたアート表現に貢献できるよう活動してまいります。

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