製品概要
MC-2085/MC-2086は、8K2Kの高解像度サイズをリアルタイムに処理できるマルチビデオプロセッサー/マルチウィンドウプロセッサーです。拡大/縮小器、分割器、多情報一括表示器などシーンに合わせた使い分けができ、映像表示システムの構築において基幹となるプロセッサーです。入出力インターフェースボードはスロット式で、常に最新のコネクターに対応することができます。LAN/RS-232C/リモート接点を実装しており、多様な外部制御機器からのコントロールが可能です。
・インターレース→プログレッシブ変換(I/P変換)は、動画検出対応astro snapを採用
・独自のスケーリングアルゴリズムTERAを採用
Display Port I/Fボード
MC-1561-P : DP1.2a入力
MC-1562-P : DP1.2a出力
機能/性能
【システム全般】 | |
・ | HDCP設定 |
DVIの全入出力に対してHDCPのON/OFFを設定できます | |
・ | バスカラー設定 |
描画するキャンパス(バス)の色を設定することで、表示映像の設定にミスがないか確認できます | |
・ | カラーバー/OSDの全出力一括表示ON/OFF 出力先の接続確認が容易にできます |
・ | 入力OSDの全入力一括表示ON/OFF |
・ | 入力信号の接続確認、レイアウトの確認が容易にできます |
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【出力信号調整】 | |
・ | 信号モード設定 |
DVIモードとAUTO(HDMI)モードを選択でき、シンク側機器の性能に合わせた出力ができます | |
・ | スケーリングフィルタ設定 |
入力解像度と出力解像度の関係によって適切なモードを使い分け、コンテンツや表示機の特性を最大限に生かせます | |
・ | ビデオレベル設定 |
RGB個別の出力ビデオレベルが変更できます | |
・ | 出力ウインドウテストパターン表示 |
信号全体ではなく信号内の表示エリアにテストパターンを出力。LEDなど変則解像度の四隅でも簡単に調整できます | |
・ | フリーズ |
出力段でフリーズすることで、4K(SQD)やマルチ画面表示機の表示映像がフレームズレすることなく静止表示できます | |
・ | モニタリングモード |
メイン出力とは別に、モニタリング用の別解像度を設定できます | |
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【入力信号調整】 | |
・ | 信号モード設定 |
DVIモードとHDMIモードに対応し、ソース側機器の性能に合わせた入力ができます | |
・ | 追従設定 |
スイッチャ切替による入力はオート、固定入力はFIXの使い分けができます | |
・ | EDID設定 |
MC-2085/2086標準のEDIDに加え、MC-2085/2086の出力に接続されているシンク側機器のEDIDをコピーしたり、エミュレータ代わりに使用したいEDIDを指定できます | |
・ | スケーリングフィルタ設定 |
入力解像度と出力解像度の関係によって適切なモードを使い分け、コンテンツや表示機特性を最大限に生かせます | |
・ | カラメトリ設定 |
インフォフレームが無い信号などを誤認識する場合でも、適切な設定ができます | |
・ | キー合成 |
セルフキー、外部キーを使用するキー合成に対応。テロップやアニメーションなどを透過できます | |
・ | OSD表示 |
ウインドウ内の左上に半角英数の任意文字を表示。文字色と背景色の設定によって使用シーンに合わせた表示ができます | |
・ | その他の設定項目 |
ガンマ(RGB個別)/ビデオレベル(RGB個別)/コントラスト/カラー/ブライトネス/エンハンス/HUE/アナログフィルタなど | |
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【表示レイアウト設定 出力側】 | |
・ | 位置設定 |
a)1Dot単位でキャンパス(バス)から抜き取る位置を設定できます b)1Dot単位で出力先に置く位置を設定できます |
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・ | 枠設定 |
出力ウインドウ毎にフレームの色をつけることで、出力エリアの確認ができます | |
・ | 出力ウインドウ格子設定 |
複雑に隣接する出力設定を簡単に固定設定することができます | |
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【表示レイアウト設定 入力側】 | |
・ | 位置設定 |
a)1Dot単位で入映像の切り取る位置を設定できます b)1Dot単位でキャンパス(バス)に張り付ける位置を設定できます |
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・ | 枠設定 |
入力ウインドウ毎にフレームの色をつけることで、隣接する境界線を明確にできます | |
・ | 入力ウインドウ格子設定 |
出来上がりの表示レイアウトを固定し、イメージしながら設定できます | |
・ | 優先順位設定 |
重なり合うウインドウの優先順位を設定し、表示レイアウトの自由度を上げることができます | |
・ | アスペクト設定 |
アナモーフィック、パネル、クロップの3種類があり、アスペクト保持の選択ができます | |
・ | 4K入力モード |
SQDで入力された4K信号を1本の4K信号として扱うことができます | |
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【オーディオ】 | |
・ | ボリューム設定 |
入力毎のオーディオボリュームが設定でき、出力に選択される際の音量を均一にすることができます ※設定の範囲内で均一にならない場合もあります |
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【システム管理】 | |
・ | ユーザーデータ |
起動用ユーザーデータを含め8個のデータ保存ができ、使用シーンに合わせてロードできます | |
・ | データ管理 |
8個のユーザーデータを本体外部に保存し、バックアップファイルとして活用できます 保存形式はPC(WebUI)用ファイルとUSBメモリ用ファイルの2種類 |
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・ | Log排出 |
USBメモリを使用してLogを排出し、入出力のDDC、HDCPをはじめ、外部制御コマンドなどの履歴から障害切り分けをサポートします |
マルチウィンドウプロセッサー